9日にスタートしたテレビ朝日連続ドラマ「プライベートバンカー」(木曜後9・00)に出演している、女優の鈴木保奈美(58)がスポニチアネックスのインタビューに応じ、撮影秘話を語った。(井利 萌弥)
ドラマタイトルの「プライベートバンカー」とは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリストを指す。鈴木演じる飯田久美子は、だんご店の2代目社長で、投資詐欺に遭い5億円の借金を背負わされるが、俳優・唐沢寿明が演じる凄腕プライベートバンカー・庵野甲一と出会い、金融知識を身に着けていく。
撮影でビルの23階から命綱1本で吊されて撮影した、屋上から落ちそうになるシーンが第1話で登場し、話題となった。鈴木は「スタントの先生がいらして、ちゃんと教えてくださるんですけど、そういうときに体が思うように動かないと迷惑をかけてしまうので」と常日頃からストレッチなどの運動を続けて筋力アップを意識しているという。「できない自分も悔しい」とストイックな一面を明かした。
自宅では20年間、早朝ロケなどで時間がない日を除き、ストレッチをしているほか、ヨガやピラティスにも取り組んでいるが「美容目的ではありません」とキッパリ。今回の作品では、屋上のシーンのほかにも、全速力で逃げる場面など、体を動かす芝居が多数予定されている。「ある程度ちゃんと体を鍛えておこうと思っています」。仕事に備えた体づくりが一層リアルで引き込まれる場面を作り上げている。