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佐々木朗希がドジャース入団会見「0からスタート」背番号「11」ユニホーム姿お披露目!

スポニチアネックス 2025年1月23日 8時3分

 ロッテからポスティングシステムを使いドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)が22日(日本時間23日)、ドジャースタジアムで入団会見を行った。公の場は昨年11月17日のロッテのファン感謝イベント以来となった。

 佐々木はドジャーブルーのネクタイ、スーツ姿で会見に登場した。ロバーツ監督らからユニホームを着せられ、背番号「11」を“お披露目”した。

 「ロサンゼルスの街が大変な時にこのようにたくさんの皆さんがお集まりいただきありがとうございます」とロスの山火事を心配した佐々木。「今日こうしてドジャースのユニホームに袖を通してみて改めて0からスタートするんだと身が引き締まる思いです」と語った。

 続けて「今回の移籍に際し、自分のような実績のない選手に対してたくさんの球団から熱心に声を掛けていただきました。自分のために時間を割いて頂いた多くの球団関係者の皆様に心から感謝しています。自分が選手として一番成長できる場所を純粋に選ぶことができました。一生に一度のこの機会に楽しみと寂しさを込めてこの1か月間を過ごしました。この球団にもそれぞれ魅力を感じたので、その中から一つだけを選ぶというのは非常に難しい決断でした。色々な意見があるのは重々承知しています。ただ、ここに来る決めた以上、今は自分が下した決断をがベストだと信じて自分の定めた目標を信じて自分の可能性を信じてくれる人たちの為に前向きに進めていきたいと思います。私も実際苦しい思いをしましたけど、自分の目標を見失わないこと、前を向き続けること、それだけは忘れないようにしてきました。ロサンゼルスの街も今このような辛い状況ですが、今日から自分もドジャースの一員としてロサンゼルスの皆様と一緒に前を向いて頑張っていけたらと思っています。最後になりますが、自分の挑戦を応援してくださった千葉ロッテマリーンズ関係者の皆様、5年間応援してくださったファンの皆様に本当に感謝しています。さらに今回の移籍にあたり、このことを最優先に考えて交渉してくれた代理人のジョエル(ウルフ)さんをはじめワッサーマンの皆様、これまでも人生で支えてくださった皆様、そしてどんな時もそばで支えてくれた家族に感謝を伝えたいです。ありがとうございました」とあいさつした。

 佐々木は17日(同18日)に、自身のインスタグラムでドジャースとマイナー契約を結んだと投稿。「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります。入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」とつづっていた。

 また、前日はド軍と同じロサンゼルスに本拠を置くNBAレーカーズの試合会場を訪れ、ウィザーズ戦前の練習を見学中にスーパースター、レブロン・ジェームズにあいさつ。八村には「こんにちは。おめでとうございます。頑張ってください。LAへようこそ」と激励され、互いに両手で“LAポーズ”をつくって、2ショット写真に納まった。

 23歳の佐々木は契約金や年俸などの総額が制限され、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象のため、当初は20球団以上の球団が獲得に参戦。その中でドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団まで絞り、最終的にはドジャースを選んだ。

 育成制度や球団のビジョンなどを重視し、実際に各球団の本拠へ足を運び、球団施設や育成環境面などを自ら確認して、決断した。

 交渉最終盤の経緯も明らかになり、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が、昨年12月の「1次面談」で佐々木側が各球団に「(昨季は)自分の球速がなぜ落ちたのか」と“宿題”を与え、分析を求めたと報道。さらに記事では、ド軍、パ軍、ブ軍による「最終面談」で、大谷が大きな役割を果たしたと報じた。

 ド軍の本拠ドジャースタジアムが改修中のため、ピーター・グーバー共同オーナーの自宅に佐々木を招待。大谷もベッツ、フリーマンらと参加し、寿司職人の握った寿司を食しながら、その他選手のビデオメッセージを流して歓待した。

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