サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は22日、1次リーグ第7節が各地で行われ、パリSG(フランス)がマンチェスター・シティー(イングランド)に4ー2と逆転勝利。“生き残り”をかけた一戦を制し、プレーオフラウンド進出圏内の22位に浮上。一方、敗れたマンチェスターCは1次リーグ敗退圏内である25位転落するなど明暗を分けた。
今節の結果、無傷7連勝の首位リバプールと2位バルセロナの決勝Tストレートインが確定。3位アーセナル、4位インテル・ミラノも勝ち点16に伸ばし、決勝Tストレートインとなる8位確保へ大きく前進した。
新方式となったCLはいよいよ次節に最終節を迎えるが、決勝Tストレートイン争いや1次リーグ敗退争いなど見所が満載。特にレーバークーゼは8位をキープするも同勝ち点にアストンビラ、モナコ、フェイエノールト、リール、ブレストの6チームが並ぶ混戦模様。さらにわずか勝ち点差1でドルトムント、Bミュンヘン、Rマドリードなど5チームが追いかける展開で大きく順位変動する可能性もある。
一方、下位ではここまでに28位ボローニャ以下の1次リーグ敗退が決定。前節まで敗退圏に沈んでいたパリSGだったがマンチェスターCとの直接対決を制し、プレーオフラウンド進出圏内の22位に浮上。決勝トーナメント進出へ望みをつなげた。そして敗れたマンチェスターCは敗退圏である25位に転落。プレミアリーグ王者がまさかの1次リーグ敗退危機に追い込まれた。
また、今節の結果により18位セルティックまでが1次リーグ敗退を回避。少なくともプレーオフラウンドまでは進出できることになった。“生き残り”をかけた争いは19位PSV(勝ち点11)から27位シャフタール・ドネツク(勝ち点7)の計9チーム。特に25位マンチェスターCと20位クラブ・ブリュージュと直接対決が注目の一戦に。
マンチェスターCが1次リーグ突破するためには勝利が絶対条件。勝利出来れば勝ち点11でクラブ・ブリュージュと並び得失点差の影響により上位に。加えて同勝ち点の26位Dザグレブが11得点差以上の大勝をしなければプレーオフラウンドに滑り込みで進出できる状況となった。
<欧州CL1次L順位表()内数字は総得点>
1位リバプール 勝点21 得失点+13(15)
2位バルセロナ 勝点18 得失点+15(26)
3位アーセナル 勝点16 得失点+12(14)
4位インテル・ミラノ 勝点16 得失点+7(8)
5位Aマドリード 勝点15 得失点+5(16)
6位ACミラン 勝点15 得失点+4(13)
7位アタランタ 勝点14 得失点+14(18)
8位レーバークーゼン 勝点13 得失点+6(13)
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9位アストンビラ 勝点13 得失点+5(9)
10位モナコ 勝点13 得失点+3(13)
11位フェイエノールト 勝点13 得失点+2(17)
12位リール 勝点13 得失点+2(11)
13位ブレスト 勝点13 得失点+2(10)
14位ドルトムント 勝点12 得失点+8(19)
15位Bミュンヘン 勝点12 得失点+6(17)
16位Rマドリード 勝点12 得失点+5(17)
17位ユベントス 勝点12 得失点+4(9)
18位セルティック 勝点12 得失点+1(11)
19位PSV 勝点11 得失点+3(13)
20位クラブ・ブリュージュ 勝点11 得失点-2(6)
21位ベンフィカ 勝点10 得失点+2(14)
22位パリSG 勝点10 得失点+2(10)
23位スポルティング 勝点10 得失点+1(12)
24位シュツットガルト 勝点10 得失点-1(12)
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25位マンチェスターC 勝点8 得失点+2(15)
26位Dザグレブ 勝点8 得失点-8(10)
27位シャフタール・ドネツク 勝点7 得失点-6(7)
28位ボローニャ 勝点5 得失点-5(3)
29位Sプラハ 勝点4 得失点-12(7)
30位ライプチヒ 勝点3 得失点-6(8)
31位ジローナ 勝点3 得失点-7(4)
32位レッドスター 勝点3 得失点-10(12)
33位シュトルムグラーツ 勝点3 得失点-10(4)
34位ザルツブルク 勝点3 得失点-19(4)
35位スロバン・ブラチスラバ 勝点0 得失点-18(6)
36位ヤングボーイズ 勝点0 得失点-20(3)