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ドジャース編成本部長「彼の目標はサイ・ヤング投手」「能力が備わっている」佐々木朗希入団に「興奮」

スポニチアネックス 2025年1月23日 9時24分

 ロッテからポスティングシステムを使いドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)が22日(日本時間23日)、ドジャースタジアムで入団会見を行った。会見にはデーブ・ロバーツ監督やアンドルー・フリードマン編成本部長も同席。右腕の魅力を語った。

 佐々木に真新しい背番号「11」のドジャースユニホームを笑顔で渡したロバーツ監督。指揮官は「体格、腕の振り、若さ、そして彼のパフォーマンスが気に入った」と佐々木をベタ褒めした。

 また、フリードマン編成本部長は佐々木の入団が決まり「純粋に興奮した。もちろん長い間、私たちの関心事だった」とかねて右腕の獲得を望んでいたとした。

 23歳の佐々木は契約金や年俸などの総額が制限され、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象のため、当初は20球団以上の球団が獲得に参戦。交渉の過程で、佐々木側が昨年12月の「1次面談」で各球団に「(昨季は)自分の球速がなぜ落ちたのか」と“宿題”を与え、分析を求めたとされる。

 フリードマン編成本部長は「私たちのスタッフ全員が、彼の登板を何度も見に行くのに費やした時間とエネルギー、そして、これらの会議の準備に費やしたすべてのものは、さまざまなグループのいたるところに指紋のように残っている」と佐々木獲得に向けて、多くのスタッフ、時間を費やしたと回想。「私たちにとって佐々木から(交渉過程で)与えられた宿題はまさに私たちの得意分野と感じた」という。

 続けて「パフォーマンス科学グループ、トレーニングスタッフ、パフォーマンススタッフ、ピッチングコーチを紹介する能力、それらのグループがいかに連携しているか、本当に私たちの強みが出たと感じた」とし「このプロセスを経て、最も重要なことは最善を尽くすことだと感じた」と振り返った。

 佐々木はロッテに在籍した4年間で計400イニングに届かず、昨季は111イニングだった。このことについてメディアから質問が及ぶと「彼の目標は日本の投手として初めてサイ・ヤング投手になること。彼にはそれができる能力が間違いなく備わっている」ときっぱり。その上で「私たちの計画は彼を先発させること。彼は先発としてシーズンを開始し、登板間のルーティンについて彼と引き続き協力していく」とした。

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