フリーアナウンサーの武田真一(57)が23日、MCを務める日本テレビ「DayDay.」(月~金曜前9・00)に生出演。タレントの中居正広(52)の女性トラブルに関して、フジテレビの対応に苦言を呈した。
番組では「元フジテレビ専務が会見」として22日に行われたカンテレ・大多亮社長の会見の模様などをこの日のフォーカスニュースとして約23分間にわたって取り上げた。会見で「非常に重い案件」などと当時について語る様子や、「語られたのは女性へのケアと中居氏に対する怒り」などと伝え、今日(23日)にフジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD)が臨時の取締役会を開くことなとどを報じた。さらに中居について、これまでのテレビ・ラジオのレギュラー番組6本はきのうですべて消滅。フジテレビのスポンサー離れが加速し、これまでにCMの差し替えを決めた企業は約75社となっているとした。
これを受け、武田アナは「女性社員のケアを最優先にと説明していましたけれど、一方で中居さんの出演番組は1年半も何事もなかったかのように続いていた」と指摘。「これは結果的に視聴者やスポンサーに対し、都合の悪いことを隠すということで、示談が成立していたという事実を踏まえても、人の尊厳を重んじるべき企業として、果たして良かったのか。もう少し毅然とした対応をとるべきだったのではないかと思わざるを得ません」と苦言を呈した。
続けて「ただ、これは他人事ではなくて、人権や人の尊厳を守るために日々どう判断していけばいいのか、すべてのメディアに働いている人に突き付けている問題だと思います」と身を引き締めた。