俳優・高知東生(60)が23日、自身のX(旧ツイッター)を更新。22日に福島・郡山市のJR郡山駅前の横断歩道で、大学受験で訪れていた大阪府箕面市の19歳の予備校生が酒気帯び運転の軽乗用車にはねられ死去した事故を受け、アルコール依存症の危険性を訴えた。
JR郡山駅前の横断歩道で、大学受験で訪れていた予備校生が軽乗用車にはねられた。約8時間後、搬送先の病院で脳挫傷などにより死亡した。郡山署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、軽乗用車を運転していた34歳の会社員を現行犯逮捕。逮捕容疑は、酒気を帯びた状態で車を運転し、信号機のある横断歩道で横断中の女性をはねた疑い。呼気検査で基準を超えるアルコールが検出された。容疑を認めているという。
高知は「飲酒運転による女子高校生死亡事故。痛ましい。飲酒運転の根底にはアルコール依存症問題があるケースは多い」と指摘。「お酒の飲み方に問題がある上に、車を運転する人がいたら、当事者が行かなくとも家族だけでも早めに相談に行ってくれ」と呼びかけた。
また、2016年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた高知自身の経験を踏まえ「覚醒剤をやった俺が言うのもなんだが、アルコールこそ一番身近な薬物だ」と指摘。この投稿には「飲酒して運転している、もしくは運転しようとしている人を警察に情報提供するシステムが全国的に確立できれば少しは減らせるように思うのだけど」「日本は、何かあっても酒を飲んでたので……という言い訳が許されてしまう。それがある限り、悲劇はなくなりません」と、さまざまなコメントが寄せられた。