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【リーグワン】長崎南山高3年のPR本山佳龍が静岡入り 大学経ずにプロの道

スポニチアネックス 2025年1月23日 11時41分

 ラグビーリーグワン1部の静岡は23日、長崎南山高3年のPR本山佳龍(けいたつ、18)と入団契約の合意したと発表した。4月からは選手として活動しつつ、静岡産業大に入学し、プロ活動と学生の二刀流に挑戦するという。

 小2で地元長崎の大村ラグビースクールでラグビーを始めた本山は、小4で始めた相撲でも頭角を現し、中学時代にはラグビーで県選抜に選ばれ全国大会準優勝、相撲では全国大会16強の実績を残した。多くの相撲部屋からスカウトを受ける中、高校からはラグビーに専念し、長崎南山高では1年から活躍。2年でU17日本代表、昨年はU19日本代表で国際大会にも出場し、今後の進路に注目が集まっていた。

 今回の契約を受け、静岡の山谷拓志強化部長は「早期からジャパンラグビーリーグワンに挑戦する決断をされたこと、また大学に通いながらプロラグビーに取り組むという

文武両道を目指されることに深く敬意を表します。海外では若くしてプロラグビーリーグで経験を積み10代や20歳前後で国代表に選出される選手も珍しくありません。静岡ブルーレヴズで高いレベルを経験し将来は日本のみならず世界でも注目されるラグビー選手になることを期待しております。また静岡産業大学で勉学に励むことで人間としても更に成長することも期待しております。レヴニスタの皆様におかれましては、ぜひ本山佳龍選手にご声援を頂きこれからの成長を見守って頂けましたら幸いです」とコメントした。

 日本では大学経由でトップレベル(現在はリーグワン)でプレーする選手が大半を占め、高校から直接プロになるのはまだまだ珍しい。近年では東福岡高出身のFL福井翔大(25)が18年にパナソニック(現埼玉)に直接入団、千葉・流経大柏高のLOワーナー・ディアンズ(22)が21年にBL東京に入団した例があり、いずれも日本代表として23年W杯出場を果たしている。

 ◇本山 佳龍(もとやま・けいたつ) 2006年(平18)12月26日生まれ、長崎県出身の18歳。小2の時に大村ラグビースクールで競技を開始。長崎南山中―長崎南山高。ポジションは右プロップで、ボールキャリーも得意。1メートル88、118キロ。

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