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中居正広 芸能界引退 「砂の器」「私は貝になりたい」など俳優としても活躍

スポニチアネックス 2025年1月23日 12時30分

 タレントの中居正広(52)が23日、芸能界を引退することを発表した。

 中居を巡っては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局がレギュラー番組の終了や休止を発表。22日にフジテレビの「だれかtoなかい」(日曜後9・00)の終了が発表されたことで、騒動前に6本あったテレビとラジオのレギュラー番組が消滅した。

 スポニチ本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万円の示談金を支払って解決している。当時女性は中居の仕事先である会社に勤務していた。

 中居は9日にトラブルについて初めてコメントを発表し、トラブルを事実と認めて謝罪。「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と報告していた。

 中居は俳優としても多くの実績を残してきた。

 1995年にテレビ朝日「味いちもんめ」で連続ドラマ初主演。同作は翌年にパート2の京都編が放送され、その後4本のスペシャルドラマが制作される人気シリーズに。96年のフジテレビ「ナニワ金融道」も、単発のスペシャルドラマのみで7本を数えた。

 2004年、松本清張の名作小説が原作のTBS「砂の器」で主人公の天才ピアニスト役を演じ、数多くの賞を受賞。12年のTBS「ATARU」では、サヴァン症候群で知的障害があるものの記憶力などに優れた能力を持つ青年アタル役を好演。88年の米映画「レインマン」のダスティン・ホフマンを参考にしたとされ、平均17・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録した。

 映画では02年、森田芳光監督の「模倣犯」で単独初主演。08年には、58年放送のTBSドラマで翌年に映画化もされた名作をリメークした「私は貝になりたい」にも主演し、大きな話題を呼んだ。

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