女性トラブル騒動の渦中にあるタレントの中居正広(52)が23日、芸能界引退を自身のファンクラブサイトで発表した。国民的スターの突然の幕引きに芸能界にも衝撃が走った。電撃発表を受け多くの芸能人や著名人がSNSなどでコメントを投稿。昨年末の示談金トラブル報道からわずか35日…さまざまな声が続々と上がった。
国民的アイドルグループ「SMAP」として2016年末の解散後まで苦楽を共にしてきた稲垣吾郎(51)、草なぎ剛(50)、香取慎吾(47)の3人は連名で「突然のことでまだ心の整理がついておらず、言葉が見つかりません」とショックを受けた心境を素直に記し、「現在お話さしあげることは控えさせていただければと思います。ご理解いただきたくお願い申し上げます」と理解を求めた。
97年に「中居で恋愛ドラマを書きたい」と懇願し、TBS系で放送された「最後の恋」の脚本を手掛けた北川悦吏子さん(62)は自身のXで「もう何年も前のことです。『最後の恋』というドラマを書きました。覚えていてくださる方、いるでしょうか?恋愛ものが苦手という彼が、出てくれました。私が、どうしても書きたかったのです」と振り返り、一連の報道について「私の知らない面を彼は持っていたのでしょうか?時が人を変えたのでしょうか?人ってわからないよね?って思いながら、この先、私は生きていくんでしょうか?」と悲痛な思いを吐露した。
また、数々の番組で共演した古市憲寿氏(39)は「なんだか、色々とやるせないね」とポスト。同じくタレントの武井壮は「こんなことになるとは・・心が苦しい。。」と投稿。元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏もXで引退のニュースを引用し「この報道は事実なのか?事実なら残念でならない!」とその衝撃の大きさをつづった。バンド「凛として時雨」ピエール中野もXで「中居くん引退か…。間違いなく青春を彩ってくれた1人です。しばらくSMAPヘビロテします」と記した。
中居を巡っては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局がレギュラー番組の終了や休止を発表。22日にフジテレビの「だれかtoなかい」(日曜後9・00)の終了が発表されたことで、騒動前に6本あったテレビとラジオのレギュラー番組が消滅した。
中居は「全責任は私個人にあります」とし、「これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません。そして、改めて、相手さまに対しても心より謝罪申し上げます」と謝罪。「関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。重ねて、お詫び申し上げます。大変、大変申し訳ございません」と記した。