関大の宮本勝浩名誉教授(80)が23日、佐々木朗希投手(23)のドジャース入団に伴う経済効果が約127億6941万円に上るとする試算を発表した。
直接効果の項目は球場の観客増加による消費増加額、年俸、スポンサー契約料のほか、放映権収入、グッズの売上高、ドジャースタジアムに掲出される日本企業の広告料など。
宮本名誉教授によると、約127億6941万円は「2012年にダルビッシュ有投手がレンジャーズに入団した時の経済効果、約259億2178万円や、田中将大投手が2014年にヤンキースに入団した時の経済効果、約346億9402万円を大きく下回る金額」。しかし「筆者は、佐々木投手は“お金よりも夢をとった”と考えている」としたうえで「自分の意思を尊重した素晴らしい生き方であると言える」と若き右腕の挑戦に敬意を示している。
同名誉教授は23年12月に、大谷翔平のドジャース移籍に伴う経済効果を約533億5200万円、山本由伸のメジャー移籍に伴う経済効果を約315億6645万円に上るとそれぞれ試算。24年10月には大谷が同年に生み出した経済効果を約1168億1181万円と試算している。