ロッテの藤原恭大外野手(24)が23日、本拠地・ZOZOマリンで行っている自主トレを公開。ドジャースの入団会見に臨んだ佐々木朗希投手(23)にエールを送った。
18年ドラフト1位入団の外野手は5年間、19年ドラ1位右腕の投球を見守ってきた。「寂しいという気持ちは少しありますけど…。ずっと後ろから見てきて、ボクの中ですけど一番いいピッチャーなので、活躍してくれるんじゃないかと思います」
朝の入団会見は自主トレの準備などで見られなかったが「“契約しました”的な感じの映像は見ました」と新天地に挑む元チームメートの晴れ姿はチェックしていた。
ただ昨季2桁勝利を挙げた165キロ豪腕が抜けるのは戦力的ダウンになることは否めないだけに「チームとして痛いな」と冷静に話した。
例年の自主トレはレッドソックス・吉田正尚外野手(31)らと沖縄で行ってきたが、今年はZOZOマリンでの単独自主トレ。筋力系メニューを中心にパワーアップを図っている。外野の定位置争いはドラフト1位・西川史礁(21=青学大)らの加入で激戦必至も「規定打席に到達して3割、2桁本塁打を目標にやっていきたい」とキャリアハイをぶち上げた。
もちろん最大のターゲットは優勝しかない。チームは2年連続CS進出も、リーグVチームとは大差をつけられただけに、頂点への思いは強い。
「優勝した時、そこに自分がいられるように、1試合でも多く勝たせられるように、そこを目標にやりたい。ボクが3割10本を打たないと優勝できないと思う。ボクだけじゃないく個人の力は凄く大事になってくる」
キャンプインまで1週間。「7年目ですけど、期待されるのも最後の年かなと思っているので…。ここで大活躍してロッテの顔になれるようにやっていきたい」。藤原が干支(えと)の「辰(たつ)」のように飛躍のシーズンとする。