女性トラブルの渦中にあるタレントの中居正広(52)が23日、引退を発表した。ファンクラブの会員サイトで「少しでもお先にご報告」と題し「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退します」と記した。
騒動が昨年末に発覚後、沈黙を貫いてきた中居が初めてコメントを出したのが今月7日。出演番組が休止になり、謝罪文を発表。この中にあった「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」の「支障なく」が何より被害者への配慮が必要な書面で自身の芸能活動続行への思いが強調されたように多くの人に受け取られ、批判の声が上がっていた。
この日の引退発表はそれからちょうど2週間。騒動前に6本あった中居のテレビとラジオのレギュラー番組が前日22日までに全部消滅した。また、中居の女性トラブルに編成幹部が関与したと報じられたフジテレビについて、港浩一社長の17日の会見以降、企業がCMを差し替える動きが急拡大している。芸能関係者は「“支障なく”活動を続ける宣言をしてからわずか2週間で状況が変わり、追い込まれた形での引退といえるのでは」と話した。