◇卓球・全日本選手権第3日(2025年1月23日 東京体育館)
女子シングルスで史上6人目の3連覇を狙う世界ランク5位の早田ひな(日本生命)が、初戦となる4回戦に登場した。
シングルスで銅、団体で銀メダルを獲得した昨夏のパリ五輪で左腕を負傷。回復に時間を要し、昨年11月のWTTファイナルズで102日ぶりに復帰を果たした。今月6~11日のWTTスターコンテンダー・ドーハでは横井咲桜(ミキハウス)を下して復帰後初勝利。新たな一歩を踏み出していた。
この日の全日本初戦では加藤亜実(十六フィナンシャルグループ)と対戦。第1、2ゲームは終盤まで競り合いが続いたが、ともに11―9で制した。第3ゲームは落としたものの、第4、5ゲームを連取して4―1とした。
早田は「4ゲーム目ぐらいから自分のやりたいようなプレーができた」とし、左腕については「本当にここからは試合をしていってどう、という判断になる。半分ぐらいは練習である程度、リハビリも含めて戻ってきている。試合をして痛めたら、また治療をして。試合をしてみないと分からない。何%とはちょっと言えないところかなと思う」と説明した。