箱根駅伝で2年連続8度目の優勝を果たした青学大の選手スタッフが23日、都内の青山キャンパスで優勝報告会を行った。今年は4区区間賞で優勝に貢献した太田蒼生（4年）は「最後、優勝できて大手町で笑えて良かった」とあいさつ。卒業後GMOインターネットグループに所属し、プロとして世界を目指す。
この日発表された3月2日の東京マラソンの出場選手に名を連ね、初マラソン挑戦が決まった。「日本で一番大きいマラソンに出られてワクワクしている」と語り「優勝と日本記録を目指しています」と堂々宣言。箱根駅伝後は体調不良もあったが「不安はない」と準備を進めている。
プロとして目指す理想像は「ランニングしか知らないランナーではなくアーティストのようなランナー。陸上界を盛り上げていくことも踏まえて、どんな大会も全力で楽しめるランナーでありたい」と抱負を語る。自ら練習メニューを組みながら、都内を拠点に世界舞台を目指していく。
原晋監督は太田の初マラソン挑戦について「世の中はそんなに甘くない」と強調。「しっかりスタートラインに立つための努力をすること。思いだけでは生かはでない。良い状態でスタートラインに立つことを心がけてほしい」と愛ある助言を送った。