◇東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ウエルター級タイトルマッチ 王者・佐々木尽(八王子中屋)《12回戦》元日本同級王者・坂井祥紀(横浜光)(2025年1月24日 東京・有明アリーナ)
プロボクシング世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ(24日、東京・有明アリーナ)の前日計量が23日、横浜市内で行われた。セミファイナルの東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ウエルター級タイトルマッチに臨む同級王者・佐々木尽(23=八王子中屋)は66・6キロ、坂井祥紀(34=横浜光)は66・3キロでともに一発パス。佐々木はKO勝利を誓った。
世界への挑戦状を叩きつけるつもりだ。佐々木は決戦を前に勝利後のイメージを膨らませた。
「明日はもう世界にアピールしたい。ブライアン・ノーマンJrとか(ジャロン・)エニス(ともに米国)、(エイマンタス・)スタニョーニス、マリオ・バリオス(米国)、この4人の名前を出して挑戦状を叩きつけることが目標。リング上で英語で(言って)世界にアピールしたい」
続けて「そのためにはいい勝ち方で倒す」と意気込むように判定勝ちは考えてない。坂井は「泥くさくても勝つ」と話しているが、佐々木は「セキファイアンルとして判定でも泥くさく勝つというのはプロとしてどうなのかなと思う。プロとしてボクシング(界)を引っ張っていくためには面白い試合をして盛り上げないと意味がない。圧倒的な勝利をつかむ」ときっぱり言う。
圧倒的勝利を意味するのは「もちろんKO」。最後は「判定(勝ち)は負け。勝っても負け」と強調し、力強く見据えた。