来季からJ2の鳥栖を契約満了となり21日に引退を発表したDF丸橋祐介(34)が23日にC大阪の本拠・ヨドコウ桜スタジアムで行われた元日本代表FW柿谷曜一朗(35)の引退会見に姿を見せた。
丸橋もC大阪アカデミー出身。柿谷の会見後は式で使われた席に就いて引退会見の雰囲気を味わった。記者に囲まれた丸橋は「鳥栖を満了になってから探していたんですけど、なかなかいいオファーがなくて。ヒザも多少は良くなってたんですけど、100%で出来ていなかった。年明けまでオファーがなかったので、その時点で必要されていないんだなと思ったので吹っ切れました」と引退を決めた理由を話した。
「鳥栖ではなかなかチームに貢献できずにJ2に降格してしまったので申し訳ない気持ちでいっぱいですけど、いいチームメート、監督で。サガン鳥栖という素晴らしいクラブに所属できて本当に感謝しています」と古巣への思いを語る。
同じタイミングで柿谷と引退が重なったが「本人は天才と言われるのは嫌って言ってたんですけど、僕の中では天才。普通の人ができないプレーを簡単にしてしまう。間近で見ていて楽しかったですが、名古屋戦でオーバーヘッドを決められた時は僕が最後に当たりにいってたんです。このタイミングでオーバーヘッドかって度肝を抜かれました」と丸橋。「セレッソで2冠を取れたのは鮮明に覚えています。自分のサッカー人生で一番嬉しかったことなので。今後のことは何も決まってないですけど、セレッソに携われたらとは思っていますが、まだ分からないです。指導者?いや、向いてないと思うんで」と今後については含みを持たせていた。