社会学者の古市憲寿氏（40）が23日、日本テレビのニュース番組「news every.」（月～金曜後3・50）し出演。芸能界引退を表明したタレント・中居正広（52）について言及した。
古市氏はテレビ朝日系「中居正広の土曜日な会」に、19年にスタートした前身の「中居正広のニュースな会」から準レギュラーで出演していた。
そのため、引退発表には「やっぱりやるせないし、残念だなというのが第一印象」とし「特に僕の世代だと、SMAPが当たり前のようにいて、解散の時もすごい残念だったんですけど、いつかまた皆でやってくれるだろうと思っていたのが、中居さんの引退ということでSMAPの再結成ということもなくなったので、すごく残念な思いだなというのが今の印象ですね」と語った。
また、中居の引退発表の文書で「全責任は私個人にあります」という所が気になったとし「中居さんがらしいというか、暗にフジテレビなのか、仲間なのかをかばっているようにも見えますし、本当に中居さんが責任は自分にあるという風に感じていらっしゃるんだったら、メッセージの言葉だけじゃなくて、きちんと会見だとかをして去ってほしいなと思うんですね」とし、「これまで国民の前で活動してきた、文字通り国民的アイドルだった訳だから、文書一枚残して謎とともに去るんじゃなくて、きちんとできる範囲で何かもっと言葉を残して去ってほしかったな、と、どうしても思ってしまいますね」と私見を述べた。
中居とは「個人的な連絡先は知らないので、個人的なやり取りはない」としながらも、番組スタッフや、中居に近しい人たちに話を聞いていたとしたものの「やっぱり真相がわからないんですね。まったく違う2個の物語が出来てしまうくらい、本当に僕くらい近いと言っては何ですけど、僕くらいの立場でも本当に真相がわからない。だから個人的には中居さんを擁護もできないし、逆に糾弾もできないと思っていて」と言い、「何か週刊誌によってここまで世の中が動いてしまう社会を、考え直した方がいいのではないかなと、同時に思っています」とも語った。
最後に中居に向けて「森さんがやめる時に中居さんがSMAPでいたことを誇りに思って欲しいっておっしゃっていたんですね。だから、今回中居さんが何をしたのかわからないですけど、SMAPだったことと、その後の活動を誇りに思って欲しいなと思います」とした。