今年の箱根駅伝で2年連続8度目の優勝を飾った青学大の原晋監督(57)が23日、3月16日に大阪で開催されるエキスポ駅伝で実業団に真剣勝負を挑むと再び明言した。都内の青山キャンパスでの箱根の優勝報告会に出席し、取材対応。ベストメンバーで臨む構えで「優勝を狙いにいく」と堂々宣言した。
エキスポ駅伝は実業団と学生チームが一堂に会し、真の日本一を決める史上初の舞台。既に出場チームが発表され、実業団はニューイヤー駅伝準優勝のホンダなどが不出場。箱根駅伝直後に実業団を挑発していた原監督は「特にホンダ。なぜ出ない!経営者に逆に問いたい!駅伝のためにチームをつくったんでしょ?」と猛批判を展開した。
駅伝は正月だけに大会が集中し、エキスポ駅伝は継続的な人気獲得のための絶好の機会。指揮官は「実業団上位が出てこないのはあり得ない。長距離をメジャースポーツにしようとする気構えがあるんですか?何のために存続しているのか?」とぶちまけた。
≪青学大4年太田 日本記録目指す≫3月2日の東京マラソンに出場するエリート選手が23日に発表され、男子の国内招待選手には前日本記録保持者の大迫傑(33=ナイキ)やパリ五輪6位の赤崎暁(27=九電工)らが名を連ねた。主催者推薦で青学大4年の太田蒼生(22)が初のフルマラソン挑戦。正月の箱根路で4区区間賞を獲得した注目ランナーは「優勝と日本記録を目指します」と堂々と語った。女子はパリ五輪補欠の細田あい(29=エディオン)らがエントリーした。