柔道グランドスラム(GS)パリ大会(2月1日開幕)に臨む男子日本代表の鈴木桂治監督(44)が23日、オンライン会見を行った。国際柔道連盟が昨年12月に発表した新ルールが適用される初めての大会。「有効」が9年ぶりに復活し、袖口をつかむことなどが一部認められた。
鈴木監督は「外国人選手にとっては技を出しやすい状況。特に体の差がある最重量級は戦い方を考えていかないと」と警戒しながら「日本人選手は返し技、後の先もある」と有利になるポイントも挙げた。28年のロス五輪へ「代表選考の戦場に乗る第一歩」と位置づける大会。出場する男女20人全員が五輪未経験のため「存在感をアピールしてほしい」と期待を込めた。