フリーアナウンサー・笠井信輔（61）が24日、自身のブログを更新。フジテレビが23日、中居正広氏の女性トラブルに同局の編成幹部が関与したと報じられている問題を受け、初めて社員に向けた説明会を開催したと報じられていることに、見解をつづった。
笠井アナは「昨日、フジテレビにおいて社員対話集会が行われました 昨夜、4時間半にわたって、社員の質問が遮られることなく続けられたことに安堵しました 少し変わってきたかなと」と投稿。
説明会の内容については「一体どんなことが話し合いが行われたのか？その中身を、閉鎖的であると批判されているフジテレビが報道しないわけがないと思って今朝『めざまし8』を見たら集会の映像はないけれど中身を詳しく放送していました」としつつも「ところが、テレビ朝日の『モーニングショー』を見ると普通に動画で社長と会長が動いて話しているのです！衝撃を受けました」という。フジテレビが社員説明会の様子を報じる際に、静止画を使用していたのとは異なり、他局が映像を使用して報じていることに驚いた。
一方で「それともに、『やっぱりそうか』でした」とも。「フジテレビは今回、参加できない社員に対してオンラインで参加できるように限定公開をしました テレビ朝日を見ていると、どうもその映像を撮影した社員がいてそれをテレビ朝日に提供したのでしょう」と推測。「それを『内通者』として、責めることは絶対にできません！」とし「なぜならば、企業の不祥事の社員説明会、トラブルが起きている住民説明会 私たちは取材において、何とか出席者に録音の提供、可能ならば動画の提供をお願いします そして、『出席者提供』ということで、放送をするのです そうすることによって隠されていた事実が、状況が明らかになったりする。それがこれまでの報道です 私たちのやり方です」と、マスコミ業界に身を置く人間として、これまでの情報収集に重ねて理解を示した。
「ですから、他局で映像が出ると言うのはこれは当然“想定内”の話」と笠井氏。しかし「フジテレビ関係者に話を聞くと『社員集会にカメラを入れさせて欲しい、まずは記録だけでもいいから収録させて欲しい』と要望したそうですが、その要望も上層部は却下したようです 『めざまし8』では最後まで動画は出てきませんでした」と、フジテレビが映像を出さなかったことを伝えた。
こうした状況を受け「このままで行くと今日、この後、社員集会の報道はフジテレビだけ映像がなく他局は動画で報道され続けていきます フジテレビは閉鎖的と言う印象が拡大してしまいます」と指摘。「オンライン配信映像は必ず保存されているはずですから午後は、フジテレビも動画で報道されると良いなと思っています いや、そうしないとまずいのではないかなと不安になっています 記録しているのは人事でしょうか？総務でしょうか？それとも報道局は記録しているでしょうか？現場判断で放送に踏み切った方が良いのではないでしょうか？本当に心配しています」と、今後の古巣の報道を案じた。