ロッテの荻野貴司外野手が24日、ZOZOマリンスタジアムで自主トレを公開し、40歳となるシーズンに向けての意気込みなどを語った。
昨季は右足腓腹(ひふく)筋の筋損傷のため、一時離脱もあり、80試合出場で打率・279、1本塁打、15打点。プロ15年目で初めて盗塁0に終わった。今年の春季キャンプは沖縄・石垣組と宮崎・都城組に分かれて実施され、荻野は都城スタート。「まだ寒いと思うので、あまり無理をせず、徐々に自分の体と相談しながら、ちょっとずつ上げていきたいなと思います」とじっくり調整する方針で、「1年間ケガしないのが大前提だと思うので、そこを目標にしてやっていく。まずは盗塁1を記録したい。盗塁のサインを出してもらえるような信頼をもう一回持ってもらえるようにしたい」とシーズンを見据えた。
チーム最年長の39歳。長く第一線で活躍してきた原動力を「やっぱり、ちょっとでも上手くなりたいっていう気持ちがまだあるんで、その気持ちだけでやってるような感じはします」と自己分析。10月21日が誕生日で、日本シリーズに進出すれば、40歳で迎えることになる。「特に40歳だからとかはないです」と苦笑いしつつ、「まずはリーグ優勝が先だと思うんですけど、まだ経験したことないんで、そこだけを目指してやっていきたい。しっかりチームに貢献できるように」と表情を引き締めた。