◇米男子ゴルフツアー ファーマーズ・インシュアランス・オープン第2日（2025年1月23日 カリフォルニア州 トーリーパインズGC南C＝7765ヤード、同北C＝7258ヤード、いずれもパー72）
強風のため中断があり、日没サスペンデッドとなった。18位から出た松山英樹（32＝LEXUS）は北Cを4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算1アンダーの暫定26位に後退した。首位と5打差。
強風の中で苦しいゴルフを強いられた。インから出て10番パー5で2オンに成功してバーディー発進したものの、続く11番で第2打をバンカーに打ち込みボギーとした。
4番でアプローチを寄せ切れずリーンで寄せ切れずにボギー。続く5番は第2打をピン側につけて取り戻した。しかし18番でも苦戦。ティーショットを左に曲げて、深いラフからフェアウエーにレイアップ。第3打でグリーンに乗せたが、そこから3パットのダブルボギーで後退した。
後半もリズムをつかめない。1番でバンカーショットを寄せ切れずボギー。2番ではバーディーパットが突風の影響でカップを1メートル以上オーバー。返しも入らず3パットのボギーを喫した。ティーショットを左に大きく曲げた4番もボギーとした。
予選落ちもちらつくカットライン上で終盤を迎えたが、残り2ホールで意地を見せた。8番は深いラフからウエッジで放り込みチップインバーディー。最終9番パー5は第2打をグリーン近くに運び、ラフからのアプローチがカップに蹴られるもう少しでイーグルとなる1打になり、連続バーディーでホールアウトした。
決勝ラウンド進出を確実にした松山は「再開後の8番の（チップイン）バーディーが大きかった。強風でボールが止まらず、みんな苦労した。決勝ラウンドに行けるのは良かった」と安堵（あんど）の表情を見せた。