元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が24日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。前日23日に女性トラブル騒動で芸能界引退を発表した中居正広氏(52)やフジテレビの対応について言及した。
若狭氏は「相乗効果という言葉がありますが、それに対して今回は相乗悪効果という形だと思う」と言い、「週刊誌で出て、まずフジテレビがうちの社員はそこの会食にはセッティングもしていないし関与していないと言いましたよね。中居さんは次にトラブルがあったことは確かだけど芸能活動は示談をすることによって支障なく続けられることになりましたと言った。1月17日にはフジテレビがあのようにクローズな形でやったとか、それが全部相乗悪効果として次から次に悪い方向にどんどんいった」と今回の経緯を説明。
そのうえで「これはある意味、本当だったら示談はしている。民事的にはわれわれ弁護士の感覚でもこれで一件落着と思うんですけど、ところが今回、示唆することとしては、民事の問題だけでなく世の中というのは周りの倫理観とか、あるいは感情というものが凄い左右してこういう形で相乗悪効果をもたらすんだなと私は今、実感しています」と自身の受け止めを話した。
中居氏は23日正午前、ファンクラブ向けに「少しでもお先にご報告」とし引退を告げた。「これまでに携わらせていただきましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの皆さまとの、打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了」したことで、この日の報告になったとし「あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も(中略)誠意を持って対応して参ります。全責任は私個人にあります」などと説明。「ヅラ」の愛称で呼んでいたファンには「こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…」とメッセージを送った。