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河西邦剛弁護士 中居正広氏の引退表明で私見「示談の守備義務条項が裏目に出てしまった典型例だと思う」

スポニチアネックス 2025年1月24日 14時36分

 レイ法律事務所の河西邦剛弁護士が24日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。前日23日に女性トラブル騒動で芸能界引退を発表した中居正広氏(52)やフジテレビの対応について言及した。

 河西氏は「示談の守備義務条項が裏目に出てしまった典型例だと思う」とし、「1月9日の中居さんのコメントにおいても事実に反する報道がありますということはおっしゃっているわけです。他方で守秘義務条項があるので発信ができないという板挟み状態になってしまったわけです。この示談の口外禁止、守秘義務条項があることによって。それで週刊誌報道だけが一方的になされていくというのが続いた。世の中も今SNSがあるので、それに対して反応していく中で各スポンサーが降りていくという流れだった」と指摘。

 そして、「どのように示談書を書けばよかったなという時に、芸能人特有のパターンなんですけど、第三者に口外できませんというのは、週刊誌報道がないことを前提にした条項。なので、もし週刊誌報道が出た場合には、守秘義務条項は解除されるという書き方としておけば、今回のように一方的に週刊誌報道が出るのではなく、週刊誌報道が出た場合にはもうフェーズが変わるので、その場合には守秘義務条項のみが解除されると」とし、「示談そのものが無効になるのではなく、示談そのものは残したまま守秘義務条項だけ調整していくということも可能。あくまでも中居さんと女性サイドでオーダーメードで示談書はつくっていくので。今回それをしていなかったことが、場合によっては中居さんを板挟みに追い込んだと。口外禁止守秘義務と週刊誌報道の板挟みになっていたってことかも知れません」と自身の見解を述べた。

 中居氏は23日正午前、ファンクラブ向けに「少しでもお先にご報告」とし引退を告げた。「これまでに携わらせていただきましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの皆さまとの、打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了」したことで、この日の報告になったとし「あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も(中略)誠意を持って対応して参ります。全責任は私個人にあります」などと説明。「ヅラ」の愛称で呼んでいたファンには「こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…」とメッセージを送った。

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