Infoseek 楽天

101キロ炎鵬が4場所連続で6勝目 73・8キロ山藤に快勝「体重では勝っているので余裕がありました」

スポニチアネックス 2025年1月24日 15時20分

 ◇大相撲初場所13日目(2025年1月24日 東京・両国国技館)

 脊髄損傷から復帰した東三段目4枚目の元幕内・炎鵬(30=伊勢ケ浜部屋)が西15枚目の山藤(やまとう、21=出羽海部屋)との注目対決を制し6勝1敗で今年最初の場所を終えた。

 三段目最後の取組、2人の名前が呼び上げられると館内がどっと沸いた。人気者の101キロ、炎鵬と、方や73・8キロながら幕下昇進を決めた山藤と注目の対戦。立ち合いで低いもぐりこまれた炎鵬はしっかりと圧力をかけながらタイミングよく肩透かしを決めて元幕内の貫録を示した。

 引き揚げてきた炎鵬は「低かったですね」と苦笑い。いつもは自分より大きな力士と対戦することが多いが「これだけ軽い相手とはなかなか・・。体重では勝っているので余裕はありました。何をしてくるか分からないので平常心で」と振り返った。

 昨年名古屋場所で復帰して4場所連続で6勝をマーク。春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)では幕下中位に番付を上げる。「不安はあります。今場所は自分の力がわかりましたので、今以上にやりたい。ケガも良くなって上がりたいですね」とさらなる精進を誓った。

 敗れた山藤は「勝ちたい気持ちはあったので、悔しい」と残念そうに振り返る。それでも5勝を挙げ、春場所での新幕下昇進は確実。力士の大型化が進むなかで異例の70キロ台幕下力士として注目されるが「相手が強くなるので、もっと強くなりたい。体を大きくしてやっていきたい」と意気込んだ。

この記事の関連ニュース