近鉄などでNPB通算2267試合に出場し、404本塁打を誇る中村紀洋氏(51)が24日、自身のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」を更新。2005年にポスティングシステムを利用して移籍したドジャース時代の思い出を振り返った。
マイナーで2本塁打を放ち、メジャー初昇格の知らせを受けて向かったのが敵地でのダイヤモンドバックス戦だった。野球道具などの大荷物を抱えて球場に向かおうとするも、タクシーは不在。「どうしようと思ったら、リムジンを用意しろって言ってリムジンで行ったんですよ」と振り返った。
大雪の中の飛行機、タクシーのトラブルを経てようやく球場に到着。「そしたらタイミングが悪くてちょうどチームのバスと合流したんですよ。“あいつ、何や。誰や。スーパースターか、あいつは”って言われた」と笑い交じりに明かした。
メジャーでは「練習しないから。日本みたいにシートノックとか試合前の(ルーティン)がないんですよ」と説明。「日本だとシートノックあたりからテンションが上がるんですけど、アメリカの場合はそれがないので自分で裏でバット振ったりです。それで試合の1時間か1時間半前に集合がかかる。その時にユニホームを着て集合。それだけです。あとは自由なんです。日本みたいに決まったことがないんです」と日米の違いについて説明した。
そして迎えた4月12日のジャイアンツとの本拠開幕戦に「7番・三塁」で先発。