人気バンド「ヤバイTシャツ屋さん」のギターボーカル・こやまたくや(32)が24日、自身のX(旧ツイッター)を更新。公演中の客席で痴漢が発生したことを報告した。
こやまは「再掲です。昨日はライブ中にこの赤いSOS画面をステージに向けてくれた方がいて、客席で問題が起きている事に気がつく事が出来ました」とつづり、赤い画面に黄色い大きな文字で「SOS」と表示された画面をアップ。「痴漢や不審な行為があった時、体調が悪くなった時などもこの画面を掲げてください。見つけ次第演奏止めます。スタッフが駆けつけます。場合によっては警察を呼びます」と改めて伝えた。
23日に発生した事件については「昨日は警察を呼び、対応してもらいました」と明かし「この画面、ステージからでも凄くよく見えました。絶対にライブハウスから痴漢を撲滅します。みんなが見ています」と警告した。
ベースボーカルのありぼぼも23日「被害に遭われた方、怖い思いをさせて本当にすみません。そのあと事情聴取で時間も無駄にさせてすみません。時間かかるからもう諦めて帰った方もおるって聞きました。本当にすみません」と投稿。「ライブハウスが大好きで、ライブハウスで育ってきて、今回のライブを主催してるバンドの1人として謝ります。本当にすみません。今日楽しく終わってたはずやのに、こんなことがあったと今知ってしまうことになった人もすみません」と責任を感じていることをつづった。
「犯罪行為があったことを知らんかった人が楽しかったー!って言いづらくなるかなとか思って、こういうマイナスなことをツイートせん選択肢ももちろんあるし今対処してもらってるからわざわざ言わんっていうのも間違ってないとは思うんやけど、
わたしはライブハウスからこんな犯罪者おらんくなってみんなが安心するような環境にしたいし、被害に遭った人からしたらさ、『こんな怖くていやな思いしたのに、SNS見てたらあのライブハウスでは何もなかったみたい』ってなっちゃうのがどうしてももどかしかったのと、勇気を振り絞って助けてくれた人にもお礼が言いたかったからツイートしました」と記した。
「被害に遭われた方も助けてくれた人も直接お礼も謝罪もできず本当にごめん」とありぼぼ。「勇気を振り絞って助けてくれた人、ほんまにありがとう。勇気を振り絞って助けを求めた方がいたんかな、そうやとしたら、上からに聞こえたら本当にごめん、本当に本当によくがんばりました。気持ち考えたら心がギュッとなる。ごめんね」と当事者の心情に寄り添った。
そして、痴漢の加害者に向けて「犯罪するような人は罪悪感なんかもうないんやろうけど、ほんまに音楽が好きで音楽に救われてるような人たちの心を踏みにじるようなことはまじでせんといて。それができひんねやったらもうどこのライブにも二度と来んといて。もはやライブに限った話ではない。どこにも行くな」と怒りをあらわにした。