ジャーナリスト鈴木哲夫氏(67)が24日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、芸能界引退を発表した中居正広氏(52)の女性トラブルで、社員の関与が報じられたフジテレビの対応についてコメントした。
同局は17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。民放連の会長を務めるフジの遠藤龍之介副会長は23日の定例記者会見で、「民放全体への不信感を招いている事態」と述べた。
27日に再び開かれる会見では、現在も実権を握っているとの声がある親会社フジ・メディア・ホールディングスの日枝久取締役相談役の出席を求める声が上がっている。遠藤副会長は日枝氏について「すべてのことを日枝が決めていると言われるんですけど、実はそんなことは本当にない」と述べたが、「影響力があることは間違いない」と影響力については認めた。
遠藤副会長の会見を聞いていたという鈴木氏は、「結構踏み込んでいっているなと思った」と印象を語った。鈴木氏自身、元テレビ西日本の記者で、フジテレビにも出向していた過去がある。日枝氏については「フジテレビをぐっと押し上げた人ですよ。功績の凄くある人で、僕ももちろん知らなくはない」と説明した。
その上で、遠藤副会長の発言について、「そういう人も含め今の体制、役員とか含めて、そのへんの名前も上げながら、今までの企業風土、今までやってきたものがあると言えばあるんじゃないかと踏み込んだ。そういう意味では、今のフジの体制というものを考えなきゃいけないと言っているようなもの」と見解を口に。「これから話が進んでいく中で、このへんの議論にも移っていくんだろう」とした。