日本ラグビー協会は24日、将来の日本代表選手の育成を加速するためのプロジェクト「ジャパン・タレント・スコッド・プログラム2025」を2月から開始すると発表した。
同プログラムは昨年1月に9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)肝いりのプログラムで、実施は昨年に続き2年連続となる。昨年は大学生のみが対象で15人が選ばれたが、今年は高校生も対象に加わり、50人がメンバーに名を連ねた。
今後は2~3月に国内各所で複数回にわたるトレーニング合宿を行い、スキルセッションと各専門スタッフによるS&C、メディカル、栄養面での指導とアドバイスを受ける。2月初旬に関東圏内で行われる最初の活動では、ジョーンズHCも参加し、直接指導を行うという。
またプログラム対象選手からU23日本代表を編成し、4月1~16日にオーストラリア遠征を行う予定。ジョーンズHCの出身クラブでもあるランドウィックなどと計3試合を実施するという。
昨年のプログラムではFL青木恵斗(帝京大)やHO佐藤健次(早大)らが参加。このうちFB矢崎由高(早大)は日本代表に昇格し、6月のイングランド戦に先発出場するなど、1年間で計5キャップを獲得した。
今年のプログラムには矢崎、PR森山飛翔(帝京大)、SO服部亮太(早大)ら今年度の大学ラグビー界で活躍した選手のほか、このほどリーグワン1部の静岡入りが決まった長崎南山高3年のPR本山佳龍(18)ら、現役高校生2人も選ばれた。
▽ジャパン・タレント・スコッド・プログラム2025対象選手
▽FW
石橋 チューカ(20=京産大)
磯部 俊太朗(20=筑波大)
薄田 周希(21=東海大)
大塚 壮二郎(20=関学大)
亀井 秋穂(20=明大)
栗田 文介(21=早大)
栗原 大地(21=東洋大)
小林 典大(21=関学大)
清水 健伸(20=早大)
杉本 安伊朗(21=早大)
太安 善明(20=天理大)
高比良 恭介(19=明大)
田中 京也(19=立命大)
利川 桐生(21=明大)
坪根 章晃(18=帝京大)
中森 真翔(19=筑波大)
西野 帆平(21=明大)
能勢 涼太郎(21=近大)
八田 優太(20=京産大)
桧山 蒼介(20=明大)
宮下 晃毅(21=法大)
本山 佳龍(18=長崎南山高)
物部 耀大朗(20=明大)
森山 飛翔(20=帝京大)
森山 海宇オスティン(21=東洋大)
山口 匠(19=明大)
弓部 智希(21=近大)
▽BK
石垣 慎之介(21=慶大)
伊藤 龍之介(20=明大)
今野 椋平(21=慶大)
上田 倭士(19=帝京大)
上ノ坊 駿介(21=天理大)
海老沢 琥珀(20=明大)
小林 祐貴(17=神奈川・慶応高)
白井 瑛人(19=明大)
平 翔太(21=明大)
高木 城治(20=京産大)
高橋 佑太朗(21=筑波大)
竹之下 仁吾(20=明大)
田中 健想(19=早大)
時任 凜空(21=福岡工大)
野中 健吾(21=早大)
服部 亮太(19=早大)
福島 秀法(21=早大)
増山 将(20=筑波大)
武藤 航生(20=関学大)
村田 大和(20=京産大)
本橋 尭也(20=帝京大)
矢崎 由高(20=早大)
李 智寿(20=朝鮮大学校)