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【センバツ】九州からは沖縄尚学、エナジック、柳ケ浦、西日本短大付

スポニチアネックス 2025年1月24日 16時15分

 第97回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が24日、大阪市内で開かれた。九州勢は21世紀枠の壱岐(長崎)含む5校に春の便りが届いた。

 昨秋の九州王者は沖縄尚学だ。昨夏の沖縄大会は3回戦でエナジックスポーツに0―7でコールド負け。この悔しさを知る部員が多く残って新チームを引っ張ってきた。公式戦10試合で57打点を挙げた打線はどこからでも得点が取れる。1年生左腕の末吉良丞は最速150キロの直球に切れがある。 

 九州大会準優勝のエナジックスポーツ(沖縄)は初出場を決めた。22年創部の新鋭。学校は昨年4月から全日制もスタートさせた。「ノーサイン野球」が持ち味。相手の隙を突く機動力と140キロ超投手3人を擁する投手力で旋風を起こす。 

 西日本短大付(福岡)は2季連続の出場を決めた。昨夏の甲子園16強メンバーが野手中心にズラリと残るなど打者陣は九州でもトップレベルのものがある。西村慎太郎監督はOBの日本ハム新庄監督と同級生で一緒に甲子園を目指した間柄でも知られる。 

 柳ケ浦(大分)は投打に粘り強いチームカラー。かつては94年夏にベスト4の経験もあるが、05年の選抜出場を最後に大舞台から遠ざかってきた。伝統の縦じまユニホームがまずは復活の1勝を目指す。 

 21世紀枠では壱岐(長崎)が初出場を決めた。部員21人は壱岐島出身。昨秋の九州大会では8強入り。練習試合や公式戦があれば1日数便しかないフェリーに1時間半乗り、さらにバス移動で球場に出向く困難にもポジティブに向かい合ってきたナインが夢舞台で輝く。

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