◇卓球・全日本選手権第4日(2025年1月24日 東京体育館)
女子シングルスで16歳7カ月の史上最年少優勝を狙う張本美和(木下グループ)が、一日5勝を挙げた。
「試合前は、ちょっと疲れたなと思っていたけど。1ゲーム目から、体力をためる考えはなくて。今持っているものを全て出そうと思った。最近は練習でランニングをしたりしていた分、今日は耐えられた」
午前から1時間おきにジュニアの準々決勝、準決勝、決勝をこなして福原愛、石川佳純(4連覇)に続く3連覇を達成。「決勝が終わってからすぐに試合が続いたので落ち着いて喜ぶことはできなかったけど。うれしい気持ちと、不安もあった中で決勝も厳しかったけど、優勝できて良かった」と笑った。
表彰式後に息つく暇なく一般の5回戦に臨み、高橋あかり(中大)をストレートで下した。続く6回戦でもカット主戦型の佐藤瞳(ミキハウス)をストレートで下し、こちらは準々決勝に進出した。
「4試合目が終わった後、佐藤選手がカット型の選手だったのでヤバいかな、耐えられるかなと思いがあった。今は疲れました(笑い)」。ジュニアを制した勢いで、史上最年少日本一へ駆け上がる。