◇卓球・全日本選手権第4日(2025年1月24日 東京体育館)
女子シングルスで史上6人目の3連覇を狙う世界ランク5位の早田ひな(日本生命)が、25日の準々決勝に駒を進めた。
面手凛(山陽学園高)との5回戦は4―2と苦戦。三村優果(サンリツ)との6回戦は4―1で勝利した。
「復帰してまだ時間が経っていないので。試合をしながら感覚を取り戻すことが多くて。今回のボール、海外で戦っている選手よりも実業団や高校生の選手の方がやり慣れている。でも、耐えながら、諦めずに自分の感覚に持ってけた。コンディションを含めて調整ができていない中で来ていて(今大会は)1勝したら100点という気持ちで来ています」
シングルスで銅、団体で銀メダルを獲得した昨夏のパリ五輪で左腕を負傷。まだ万全には程遠く、前日(23日)には「試合をしてみないと分からない。何%とはちょっと言えないところかなと思う」と説明。この日は「試合をしてみないと分からないところはあって、もしかしたら明日、棄権になるかもしれない。そういった気持ちを持って臨んでいる」と話した。
年明けの国際大会で復帰勝利を挙げ、今大会はここまで3勝。「25年に入って1勝を挙げられて、今大会は3勝を挙げることが目標だった。今日までできていたことが明日できなくなる可能性もあるけど、できる範囲でベストを尽くして頑張りたい」と静かに闘志を高めた。