男子ゴルフの阿久津未来也(29=フリー)が24日、ゴルフ伝道活動の一環で千葉県多古町の久賀小を訪問した。児童とスナッグゴルフを楽しみ「夢を持とう」と題した講話を行った阿久津は「久々に子どもたちと触れ合い、こちらが元気をもらった」と話した。
昨季は5度トップ10入りし賞金ランクは21位。横浜ミナトチャンピオンシップで2位になるなど何度も上位争いに加わったものの悲願のツアー初優勝には届かなかった。
2025年の目標は明確。「1勝と言わず2勝を目指していきたい」と複数回優勝を掲げ「昨年は優勝に届かなかったけど、少しずつ成績は上がっているので自信にはなっている」と力を込めた。
「今までと同じことをやっていては駄目」とオフはフィジカル強化を主眼に、これまでやらなかった器具を使うトレーニングなども取り入れた。2月からはショットの練習にシフトしていく意向だ。
今年初の実戦としてアジアツアーのニュージーランド・オープン(2月27日開幕、ニュージーランド・ミルブルックリゾート)に3年連続で出場する。
「プロアマ形式のいい大会なので、今年も出られて良かった。自分の足りないところが見つかれば良い」と話したが「早く1勝したい」とも付け加えた。
昨年の同大会では幡地隆寛がプロ初優勝を果たし、その勢いで日本ツアーでも2勝を挙げてブレークした。阿久津も南半球での収穫を、4月開幕の日本ツアーにつなげるつもりだ。