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【展望】センバツ出場32校決定 優勝候補筆頭は横浜&春連覇狙う健大高崎 低反発バットの影響いかに

スポニチアネックス 2025年1月24日 17時32分

 第97回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園)の出場校を決める選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、晴れの32校が決まった。

 21世紀枠には横浜清陵(神奈川)と壱岐(長崎)が選出された。ともに初出場。

 また、注目された近畿枠6校目には、春夏通じて初出場となる滋賀短大付が選出された。滋賀学園とともに滋賀勢から同時出場。同県から複数校が出場するのは、近江、彦根東、21世紀枠・膳所の3校が出場した17年以来8年ぶり2度目となった。近畿8強の大院大高(大阪)は選出されず、1927年以来98年ぶり2度目の大阪勢不在が決まった。

 昨春王者の健大高崎も順当に選出され、連覇を目指す。甲子園での「春連覇」は過去に3校のみ。全て関西の高校で、1929年、1930年の第一神港商(兵庫)、1981年、1982年のPL学園(大阪)、2017年、2018年の大阪桐蔭。健大高崎が連覇すれば史上4校目の偉業となる。

 優勝候補の筆頭は、昨秋の関東大会の決勝で激突した横浜(神奈川)と健大高崎(群馬)の2校。明治神宮大会も制した横浜は奥村頼人(2年)、織田翔希(1年)、選抜連覇に挑む健大高崎は石垣元気(2年)、下重賢慎(2年)と左右二枚の大黒柱がいる。打線も得点力は高い。

 近畿王者の東洋大姫路(兵庫)はプロも注目するエース右腕の阪下漣(2年)が軸。同準優勝の智弁和歌山も力はある。昨夏甲子園で完封勝利を挙げた早実(東京)の中村心大(2年)、明徳義塾(高知)の池崎安侍朗(2年)をはじめ、今年は左腕に好素材が揃うのも特徴だ。

 低反発の新基準金属バットが導入となり2度目の選抜。昨年の3本塁打(一本はランニング弾)から増やすことはできるか。打撃のいい二松学舎大付(東京)、高松商(香川)にもチャンスはある。

 選出された32校は以下の通り。校名のあとは出場回数。

【北海道1枠】

・東海大札幌 北海道 10年ぶり7度目

【東北3枠】

・聖光学院 福島 3年ぶり7度目

・青森山田 青森 2年連続4度目

・花巻東 岩手 3年ぶり5度目

【関東・東京7枠(神宮大会枠含む)】

・横浜 神奈川 6年ぶり17度目

・健大高崎 群馬 3年連続8度目

・浦和実 埼玉 初

・千葉黎明 千葉 初

・山梨学院 山梨 4年連続8度目

・二松学舎大付 東京 2年ぶり8度目

・早実 東京 8年ぶり22度目

【東海3枠】

・大垣日大 岐阜 2年ぶり6度目

・常葉大菊川 静岡 2年ぶり6度目

・至学館 愛知 8年ぶり2度目

【北信越2枠】

・敦賀気比 福井 5年連続12度目

・日本航空石川 石川 2年連続4度目

【近畿6枠】

・東洋大姫路 兵庫 3年ぶり9度目

・智弁和歌山 和歌山 2年ぶり16度目

・天理 奈良 3年ぶり27度目

・市和歌山 和歌山 3年ぶり9度目

・滋賀学園 滋賀 8年ぶり3度目

・滋賀短大付 滋賀 初出場

【中国2枠】

・広島商 広島 3年ぶり23度目

・米子松蔭 鳥取 33年ぶり2度目

【四国2枠】

・明徳義塾 高知 4年ぶり21度目

・高松商 香川 2年ぶり29度目

【九州4枠】

・沖縄尚学 沖縄 2年ぶり8度目

・エナジックスポーツ 沖縄 初出場

・西日本短大付 福岡 38年ぶり2度目

・柳ケ浦 大分 20年ぶり2度目

【21世紀枠2枠】

・横浜清陵 神奈川 初

・壱岐 長崎 初

【補欠校】

北海道 北海

東北 山形中央、仙台育英

関東・東京 東農大二、つくば秀英、淑徳、帝京

東海 岐阜第一、中京大中京

北信越 小松工、福井工大福井

近畿 大院大高、立命館宇治

中国 岡山学芸館、矢上

四国 新田、鳴門渦潮

九州 鹿児島実、有明

21世紀枠 山城、小松工

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