◇卓球・全日本選手権第4日(2025年1月24日 東京体育館)
張本智和(智和企画)と妹・美和(木下グループ)が、男女のシングルスで準々決勝に進出した。
美和はこの日、ジュニア女子シングルスで3連覇を達成し、一般のシングルス5、6回戦も勝利。一日5勝と大車輪の活躍だった。
ジュニアでも一般でも奮闘する妹に、兄は「ジュニアのエントリーをしているだけで凄い覚悟だと思う。来年もエントリーをするかもしれないし、4連覇は妹にしかできない。ぜひ最後まで駆け抜けてほしい」と舌を巻く。仮に来年もジュニアに出て4連覇を達成すれば、石川佳純以来の快挙となる。
前日(23日)は父・宇さんの誕生日だった。「昨日、妹に忘れるなよと言われて。25時ぐらいに、忘れないうちにボイスメッセージで送りました。昨日、ホテルで妹から言われて『え、何かの記念日かな?』と。(父の誕生日を)忘れていました(笑い)」。しっかり者の妹とともに、史上初のきょうだい日本一へ突き進む。