◇大相撲初場所13日目(2025年1月24日 東京・両国国技館)
大相撲初場所は24日、東京・両国国技館で13日目の取組が行われた。2敗で首位を走る西前頭14枚目・金峰山(27=木瀬部屋)は結びの一番で大関・琴桜(27=佐渡ヶ嶽部屋)と対戦。一気の突き出しで金峰山が11勝目を挙げ単独首位をキープ、1差で追う3敗力士は4人となり優勝争いは混戦状態となった。
金峰山に敗れた琴桜は綱取り目指すも一転、負け越しとなった。
1差で金峰山を追う豊昇龍は前日に勝ち越しを決めた大の里を冷静に首投げで下し“大関対決”を制した。
初日に3連敗したもののそこから9連勝と快進撃の西前頭筆頭・霧島は東前頭6枚目・高安と激突。物言いもあったが軍配通り霧島が突き落とで10勝目を飾った。
同じく3敗の西前頭3枚目・王鵬は西前頭4枚目・宇良を勢いよくはたき込んで星を10に伸ばし、優勝争いに残った。
史上初の三役未経験で2度目の賜杯を狙う西前頭11枚目・尊富士は東小結・阿炎を押し出しで破り3敗を死守した。
13日目の取組を終え、前日と変わらず首位は2敗の金峰山。1差で追う3敗勢は王鵬、尊富士、豊昇龍、霧島の4人となった。