沖縄キャンプ中のG大阪は24日、J2札幌と練習試合(45分×3本)を行った。試合は2―2の引き分けに終わったが、負傷離脱していたFW宇佐美貴史が約2カ月半ぶりの実戦復帰を果たした。
「思ったよりも体が動いた感覚はありましたし。痛いところもない。ポジティブな面が個人的には多かった」
1本目のCFとして45分間出場。得点にはからまなかったがミドルシュートやスルーパスで攻撃をけん引し、前線からの守備も精力的にこなした。プレスが遅れた選手には、語気を強めて指示を出すなどキャプテンシーも発揮。ダニエル・ポヤトス監督は「負傷からのプロセスを歩んでいっている。チームにとっても重要な選手ですし、少しずつ…というのを自分自身の中でも置いています。C大阪戦に照準を合わせてもらえれば良い」と安堵の表情を浮かべた。
宇佐美は天皇杯決勝・神戸戦前の11月21日に右太もも肉離れを患い離脱。リハビリ期間を経て、キャンプ地の沖縄から全体練習に合流していた。