ドジャースの大谷翔平投手(30)が、25日(日本時間26日)に開催される全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の夕食会を欠席することが分かった。
夕食会はBBWAAが選出した各賞の受賞者が毎年出席する恒例のイベント。招待者はスピーチを求められ「野球版のオスカー(アカデミー賞)授賞式」とも称される。当初、大谷は出席予定だったが、同協会関係者によれば、ド軍が本拠を置くロサンゼルスで続く大規模な山火事の影響で多くの住民が被災したり避難していることへの配慮だという。
ド軍1年目の昨季は史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成し、3度目の満票でナ・リーグMVPに輝いた。マンハッタン中心のヒルトンホテルで行われる今回は節目の100回目で、2年連続3度目となる英語でのスピーチや、昨季のア・リーグMVPであるヤンキースの主砲・ジャッジとの共演にも期待されていた。
ド軍移籍決定直後だった昨年1月の夕食会では愛犬のデコピンを同伴し「このMVPは非常に名誉ある賞であり、この賞を受賞することは非常に意味のあることです」などと約2分間、全て英語でスピーチして注目を浴びた大谷。今回はビデオメッセージで感謝の言葉を述べる予定だ。