Aぇ!groupの正門良規(28)が、NEWSの加藤シゲアキ(37)が監督した短編映画「SUNA」で加藤とダブル主演した。「15分という短い時間ですがとても濃密なミステリーに仕上がっていると思います。皆様、どうぞ楽しみにしていてください!」と呼びかけた。
短編映画製作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season7」に収録され、愛知県東海市の施設「東海市創造の杜交流館」のオープニング作品としてお披露目。加藤は脚本も担当した。正門は加藤とともに同市で多発する、砂で窒息死する奇妙な事件を追う刑事役を演じた。
正門は、加藤が初めて脚本を手掛けた21年上演の舞台「染、色」に主演。「加藤くんの作品に初めて出演したのは舞台での事でした。加藤先生の初めての戯曲。その時はお芝居の経験もほとんどなく、加藤くんに少しご心配をおかけしたような気がします」と当時を振り返った。
その後、舞台「ヴィンセント・イン・ブリクストン」などで主演を務め、俳優としての経験を重ねた。さらに昨年5月にはAぇ!groupとしてCDデビューも果たした。その中での、再びの加藤作品への参加となった。「数年たって再び加藤くんの作品に参加でき、しかも監督、そして役者さんとしての先輩とご一緒するという事で少しでも“自分の成長した姿を見せたい!”という欲も芽生えました」と作品に臨むにあたっての心境を告白。撮影を終え、「今、僕が出来る事は全てカメラの前で出し切った気がしています」と手応えを語った。
加藤は作品の製作について「あるところにあるものも、ないはずのところにあるとおそろしい。砂をモチーフに感覚がぐらつくような物語を、映画を作ろうと思ったのは、なにが間違いでなにが正しいのか判断することの難しさを日々実感しているからかも知れません」とコメント。その上で、正門の熱演を「見えないものを恐れることは人間らしさにも通じるのでしょう。主人公の遠山を演じてくれた正門良規は、そうした人間らしさを彼なりの抽出方法で表現してくれました」と称賛した。
5月に全国の劇場で2週間限定上映。