◇第97回選抜高校野球大会出場校発表
千葉黎明が創部102年目にして春夏通じて初の甲子園出場が決定。山本大我主将(2年)は「誰もが憧れる甲子園という場所で野球ができることが本当にうれしい」と表情を緩めた。
部員のほとんどが県内出身でスター選手はいない。だが、タイプの異なる4投手の継投と堅守で昨秋の千葉大会を制し、関東大会でも4強入り。点差やイニング、カウントなど状況に応じて守備や走塁をする質の高い野球を掲げる中野大地監督は「我々の大切にしている野球の戦い方をグラウンドで発揮して得た結果」と言う。この冬は「春に新しい自分に会えるように限界を突破しましょう」とハードな練習を課した。初の夢舞台。「勝って校歌を歌う」がナインの最初の目標となる。(大内 辰祐)