オリックスは24日、中嶋聡前監督(55)がスペシャルアドバイザー(SA)に就任することを発表した。海外、外国人選手を中心とした編成面での助言、サポートを行う。中嶋氏は球団を通じて「海外も含め、私自身の見聞を広げるためのサポートもしていただけるということですので、喜んでお引き受けさせていただきました」とコメントした。
球団は中嶋氏の指導者としての手腕はもちろん、現役引退後の16年に大リーグのパドレスへコーチ留学するなどの経験を高く評価。小浜裕一球団本部長は「海外、特にアメリカですごい人脈を持たれている方。チームとしても中嶋さんにまだまだ教わることがたくさんある」と語り、岸田新監督も「心強いなと思います」と喜んだ。
チームを21年から3連覇に導き、5位に沈んだ昨季最終戦後に突如退任を表明。サプライズで登場したファン感謝デーでは、「ウズウズしてきたら何かやりたいと思います。またその時会いましょう」とあいさつした名将が、新たな形で岸田オリックスを強力サポートする。(阪井 日向)