◇卓球・全日本選手権第5日（2025年1月25日 東京体育館）
女子シングルスで16歳7カ月の史上最年少優勝を狙う張本美和（木下グループ）が、準々決勝で山崎唯愛（サンリツ）を下して26日の準決勝に進出した。
大量リードを奪った第1ゲームはまさかの逆襲にあって9―11で落としたが、第2ゲームを13―11で奪うと第3ゲームは9―11と一進一退の攻防が続いた。
第4ゲームを12―10で制して2―2のタイに。第5ゲームを11―4と圧倒すると、第6ゲームも押し切って4―2とした。
今大会初登場となった23日は一日4勝。前日（24日）はジュニアで史上3人目の3連覇を達成するなど一日5勝。「練習した後やオフの日に走ったりして、一つは体力をつけたい気持ちと。（もう一つは）最近は太ってしまったので。いつもは週1回だけど、全日本前は週2回ぐらい走って」とランニングでスタミナ強化し、過酷日程を乗り切っている。
昨年大会は決勝で早田ひなに敗れて準優勝。2年連続の4強入りもまだ道半ばだ。平野美宇が保持する16歳9カ月の最年少記録更新へのアタックは今年が最後。ラストチャンスをモノにしてみせる。