◇卓球・全日本選手権第5日(2025年1月25日 東京体育館)
女子シングルス準々決勝で実現した同学年の“みうみま”対決は、伊藤美誠(スターツ)が制し、26日の準決勝に進出した。
18年大会の決勝では伊藤が勝利。「1点1点を大事に、思い切って試合がしたい」と全日本での再戦に闘志を高めていた。
第1ゲームを落として迎えた第2ゲーム。平野のスマッシュが顔面にヒットして観客が心配するシーンもあったが、このゲームを制した。
第5ゲームを終えて2―3と追い込まれたが、第6ゲームも8―10とマッチポイントを握られたが、ここから大逆襲。このゲームを大逆転すると、最終第7ゲームも押し切った。
「とにかく思い切ってやろうと思っていた。点を取ることができて、そこで流れを持ってこられた」
6回戦で敗れてパリ五輪切符に届かず号泣してから1年。「目の前の選手に勝つことが一番の目標」という24歳。3年ぶり4度目の日本一へ、準決勝では張本美和(木下グループ)と激突する。