◇全豪オープンテニス 第14日(2025年1月25日 メルボルン)
ジュニア部門の女子シングルス決勝が行われ、昨年の全米オープン・ジュニア準優勝で第4シードの園部八奏(わかな、17=与野TC)が第6シードのクリスティナ・ペニコバ(15=米国)に6―0、6―1でストレート勝ちし、同種目で日本勢初優勝を果たした。
四大大会ジュニアの女子シングルスで日本選手の優勝は、1969年の全仏オープンとウィンブルドン選手権を制した沢松和子以来2人目の快挙だった。
サウスポーの園部は第1セットで相手サーブを3度ブレークし、1ゲームも与えずに奪取。第2ゲームでもリターンがさえて第7ゲームで3度目のブレークを決め、昨年の全米決勝での悔しさを晴らしてジュニアの頂点に立った。
表彰式でカップを受け取った園部は英語でスピーチ。ペニコバ、コーチ、家族や関係者、さらには審判や大会スタッフにも感謝を示し、「素晴らしい大会でした。フィジオにも感謝しています。私の体のケアをいつもしてくれています。サンキュー」と締めくくった。