◇卓球・全日本選手権第5日(2025年1月25日 東京体育館)
男子シングルスで2年連続3度目の優勝を狙う張本智和(智和企画)が、準々決勝で田中佑汰を4―0で下して26日の準決勝に駒を進めた。
第1ゲームから隙を見せず、今大会4試合目で自身初のストレート勝ち。「1、2ゲーム目を取り切れたのが大きかった。今日は中陣での引き合いで負けなかった。去年よりの成長だと思う」と振り返った。
第4ゲームで10―1と大量リードした場面では、会場の観客を沸かせた。田中がロビングを上げ、エキシビジョンのような打ち合いに。「海外でもよくあるし、田中選手からロビングが入って、1球そういうプレーをしましたけど。記念じゃないけど、世界ではよくあるので」と説明した。
ただ、張本がミスをして田中の得点に。卓球関係者は「最後に張本が決めないといけない。勝っている方が決めて終わるので、張本がミスした時点でダメですね」と笑みをまじえて話していた。