◇大相撲初場所14日目(2025年1月25日 東京・両国国技館)
大相撲初場所は25日、東京・両国国技館で14日目の取組が行われた。2敗でトップの西前頭14枚目・金峰山(27=木瀬部屋)は初賜杯をかけて10連勝中の西前頭筆頭・霧島(28=音羽山部屋)と対戦。激しい主導権争いの末に金峰山がすくい投げで勝利をもぎ取った。
国技館に大歓声が響き渡った。賜杯争いを占う大一番で金峰山が1差単独首位を守り切った。前日に大関・琴桜を下した金峰山はそのままの勢いで霧島をせめぎ合いの末にすくい投げて撃破。幕内での自己最多12勝目を挙げ、1差をキープしたまま千秋楽を迎えることになった。
霧島は痛恨の4敗目。連勝が止まり、賜杯争いからも脱落となった。
3敗と1差で追う西前頭3枚目・王鵬は、ひとつ前の取組で東前頭筆頭・隆の勝を力強く突き落として11勝と星を伸ばし優勝争いに踏みとどまった。