◇大相撲初場所14日目(2025年1月25日 東京・両国国技館)
西前頭3枚目の王鵬(24=大嶽部屋)が東前頭筆頭の隆の勝(30=常盤山部屋)を突き落とし、11勝3敗で優勝争いに生き残った。
立ち合いの突き放しから隆の勝が右差しで攻め込んだ。王鵬は後退しながら左で小手に振ったものの、投げにこだわり過ぎず、右差しで体勢を立て直してから左の突き落とし。これが決まって逆転勝ちした。
ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「相撲としては隆の勝をほめるべき内容。王鵬は一発目で小手投げに(最後まで)いかなかったのが良かった。右を差して相手の体を起こしている。それがフェイントになって突き落としが決まった」と指摘した。