女優の鈴木杏樹(55)が25日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演。俳優・木村拓哉(52)がドラマの撮影現場で見せたスタッフへの気遣いについて語る場面があった。
鈴木は「私、心の師匠っていう人がいましてね。それが木村拓哉さんなんです」と明かした。鈴木は1993年放送の「あすなろ白書」、94年放送の「若者のすべて」(ともにフジテレビ系)で木村と共演。その際の木村の撮影現場での姿勢や取り組みに感銘を受けたと語った。
「どういうことかというと、彼の仕事に対する向き合い方やスタッフの皆さんへの向き合い方だったり。その当時、スタッフさんの名前、全員覚えてたんです」と明かした。スタッフの数は80人ほどいたという。
「“カメラさん”とか“照明さん”とか言うじゃないですか、私たち。現場で。なのにたっくん(木村)はその時、名前で呼んではったんです。すべての人に。カメアシさんのことも。“え~!何、この人”って思って。“わ~、たっくん、すご!”って思ったんですよ」とし、「私もそういう人でありたいって思って。そこからすべての現場に入る時に、皆さんに名前聞くようにして。名字だと覚えにくいから、インターナショナルスクール出やから、名前をファーストネームでお呼びして。覚えて現場でやるようになって」と、木村の振るまいを手本にしたことを明かした。
その後、木村とは長らく共演することはなかったが、「たっくんもきっと、会ってないけど、そうしてはるんやろうなって思って。それで、昨日話したら、やってたんですけど」とし、「今も変わらず彼はそういう人だったから、もう凄いうれしかった。変わらない人だった」と、声を弾ませた。