政治ジャーナリストの田崎史郎氏が25日、日本テレビ系情報番組「ウェークアップ!」(土曜前8・00)に出演。20日に就任式を行ったドナルド・トランプ米大統領(78)への日本の対応についてコメントした。
中国、メキシコ、カナダに対する関税強化を検討しているトランプ大統領。日本も対岸の火事ではないが、石破茂首相はどう対応するのか。日米首脳会談へ向けて首相は2月前半にも訪米する方向で調整を進めている。
田崎氏は「2月9日か10日だと思います。それに向けて石破首相も準備をしていて、トランプ大統領の関心事項は何なのか。それは米国の雇用と所得を創出することでしょうと。日本がこれまでどう役立ってきたのか、どう役立ち続けることができるのか対策を練っているところ」と首相周辺の動きを説明。
トランプ大統領への“手土産”について、田崎氏は石破首相がトヨタ自動車の豊田章男会長と慶応高、慶大の同級生であることに触れ、「訪米前に豊田さんとお目にかかって、いろいろ話をされるのでは」と推測した。
そして「今回の最大のポイントは、あの石破さんがあのトランプさんとうまくやっていけるのかということ」とし、「石破さん自身も不安で1カ月ほど前に麻生元総理に“どうしたらいいですか?”と聞いたら、麻生さんのアドバイスは“イエス・ノーをはっきり言いなさい。理由は後で説明しなさい”と言われて。石破さんは“それ、私が一番苦手なことなんですよね”と言われたが、いろいろ話し方を考えてらっしゃる」と自民党の麻生太郎最高顧問からの助言を説明。
そしてトランプ大統領を「いかに持ち上げるか。良い気分にさせるか」を石破首相が重視していることも明かしていた。