東大出身のタレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司(30)が25日、TBSの情報番組「情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)に出演。芸能界を引退した元タレントの中居正広氏(52)の女性トラブルで、フジテレビの社員が関与したと報じられている問題についてコメントした。
17日の港浩一社長の会見後にスポンサー撤退が相次ぎ、27日に“やり直し会見”を行うことが決定。伊沢は「少なくともこの1週間のフジテレビの対応、上層部のリスクマネジメントの判断というのは大いなる失策であると思う」と見解を述べた。
トラブルについて「確たる情報が少ないので、当事者しか分からないことが多くて臆測を生んでいる。それは中居さんが何も言わずにやめてしまったというのが大きな原因ですが」とし、「そういう中で当事者の一部としてあり得たはずのフジテレビ上層部が、当事者の一部なのにも関わらず何かを明らかにしない。被害者を守る行動を取れていなかった。そして臆測が増え続けていることをけん制することすらできなかったのは、報道機関としても当事者の一部としても誠意ある、正しい対応ではなかった」とフジテレビの対応を斬って捨てた。
批判は止まらず、「ビジネスの面から見るとその時点でまったく信用はできない」と話し、相次ぐCM出稿の差し止めも「当然」とした伊沢。「出る側、番組を作る側も今後フジテレビとの関係性は考え直すことになってしまうかもしれない。現状においてはフジテレビというよりは上層部の判断は信用できない。何でそんな短期的な方向に走ってしまったのか…それほどまでに探られたくない腹があるのかな、というのは臆測になっちゃいますが、そういうことを考えざるを得ないぐらいお粗末な対応だったと言うしかない」と語った。